客観的にいろいろな角度から見てみても、これほどパーフェクトなスポーツはない
──高橋さんは、今31歳とのことですが、生徒さんとはだいぶ年齢が逆ですよね。その点はどう思いますか?
■高橋:私は、フィンランドでクロスカントリースキーの「プロフェッショナルコーチング」を勉強していましたが、その時は学生相手に教えていたんです。年代が上の人が多い場合でも、その時に学んだことに通ずるものはたくさんありますし、自分の両親くらいの年代の方たちと話できるというのは自分自身が学ぶことも多いですし、非常に魅力的だと思っています。
──奥さんはフィンランドの方だそうですが、フィンランドで出会われたのですか?奥さんは日本には慣れましたか?
■高橋:そうです。フィンランドに滞在中に出会いました。フィンランドでは英語とフィンランド語まぜて話していました。今、彼女も日本語を勉強していて、今は英語、フィンランド語、日本語、三ヶ国語で話してるんですよ。彼女が日本に住むのは初めてのことですが、日本語の学校に通ったり、積極的に活動しているので、これからもがんばってほしいですね。
──これからのノルディックウォーキングを普及する上でやっていきたいことはありますか?
■高橋:自分自身がノルディックウォーキングに関わっているからおちうのももちろんですが、客観的にいろいろな角度から見てみても、これほどパーフェクトなスポーツはないと思うんです。それを正しく伝えていきたいと思っています。そのためには、人材養成に力を入れてやっていきたい思っています。そして、ノルディックウォーキングをしている人を街角でみかけられるくらい広まっていけばいいな、と願っています。
──なるほど。フィンランドのように日本でも普及するといいですね。眞山さんはいかがですか?
■眞山:日本ノルディック・フィットネス協会がまもなく立ち上がりますが、協会の活動を通してノルディックウォーキングに親しむ人がたくさん増えるといいな、と思っています。そのためには、インストラクターも増え、仙台だけに限らず各地でノルディックウォーキングに親しんでもらえたらいいなと思います。
──最後に、ノルディックウォーキングを全く知らない人を誘うにはどのようにすればいいと思いますか?
■高橋:ノルディックウォーキングは科学的にもパーフェクトなスポーツですよ。というのはもちろんですが、見た目も良いですね。非常に颯爽としていて気持ちよさそうだな、と見ている側も風を感じるくらいです。そういった意味で「ぜひ格好よくきれいに歩いてみませんか」という感じですね。
──格好よくきれいに歩く、そのためにはまず参加して見なさいっていうことですね。
■高橋:そうですね、まずは体験していただくと、ノルディックウォーキングの良さを必ず実感できます。そこからは自分がどういう風にウォーキングをしたいか、自分の健康と接していきたいか、自分がどう向上していきたいか、というのを考えていくきっかけになればいいなと思っています。
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日本ノルディック・フィットネス協会代表
高橋直博さん
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日本ノルディック・フィットネス協会代表の高橋さんは、フィンランドで出会ったノルディックウォーキングを日本に持ってきた、いわば伝道師。
インストラクター養成講座を予定するなど、精力的にノルディックウォーキングの普及活動をされています。
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仙台フィンランド健康福祉
センター事務局
眞山むつ美さん
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仙台フィンランド健康福祉センターとは、フィンランド政府や仙台市の支援のもと、福祉国家の中でも先端を行くフィンランド型福祉の技術・ノウハウを広めるために設立されました。
関連リンク 仙台フィンランド健康福祉センター |
スポーツの盛んな国フィンランド
フィンランドでは、老若男女問わず、スポーツが盛んです。
フィンランドでは、老後子供と一緒に同居をすることはめったにありません。年配の方たちは、自分の力で暮らしていけるよう、健康には気を使っているといいます。
そんなフィンランドで有名なのはモータースポーツ。ケケ・ロズベルグ、ミカ・ハッキネン、キミ・ライッコネン、ユハ・カンクネン、トミ・マキネンなどの世界的ドライバーは、みなフィンランド出身です。
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